マイナンバーは作るのに年齢制限はないって本当?
子どものマイナンバーカードっていつから作れるの?
今回は子どものマイナンバーカードはいつから作れるのかと、
その申請方法を詳しく解説していきます
✓この記事をおススメしたい人
- マイナンバーカードが何歳から作れるか知りたい人
- 子どものマイナンバーカードの申請方法を知りたい人
- 子どものマイナンバーカードを申請することでのメリットを知りたい人
✓記事のざっくりとした内容
- マイナンバーカードは年齢制限なく作成可能
- マイナンバーカード作成4stepの解説
- マイナンバーカード作成のメリット・必要性
- マイナンバーカード作成のデメリット・危険性
マイナンバーカードは何歳から作れるの?
マイナンバーカードは何歳から作れるのか知っていますか?
マイナンバー自体は、出生届を出して日本国内に住民票の登録が行われた時点で作成されています
つまり、生まれたばかりの0歳の赤ちゃんにもマイナンバーが付与されています
マイナンバーカードは、マイナンバーが付与されていれば作ることができるため、
結論は、マイナンバーカードを作成に年齢制限はありません
何歳でも作ることができます
また、マイナンバーカードを作るには交付申請手続きが必要です
申請者本人となる子どもが15歳未満の場合は、
子どもではなく法定代理人(親)にマイナンバーカードが交付されます
子どものマイナンバーカードの申請方法
次では、子どものマイナンバーカードの作り方の手順と必要書類について詳しく解説します
手順1:マイナンバー通知カード(個人番号通知書)を手元に準備する
まずは、マイナンバー通知カード(個人番号通知書)を手元に準備します
この個人番号通知書は出生届が出されて住民票の登録が行われると、
2~3週間後に自宅にマイナンバー通知カードとマイナンバーカード交付申請書が簡易書留で届きます
ただし、マイナンバー通知カードは令和2年5月25日に廃止されたため、
それ以降に住民票の登録が行われた方については、
マイナンバー通知カードではなく個人番号通知書の送付により
マイナンバーの通知が行われることになっています
どちらかが必ず届いているはずです
もし受け取りをされていない場合は、再発行の手続きをとるか、自治体へ問い合わせをしてみましょう
手順2:マイナンバーカード用の子どもの顔写真を撮影する
次に、マイナンバーカード用の子どもの顔写真を撮影します
申請する顔写真を撮影するときは、以下のチェックポイントを参考にしてください
【顔写真のチェックポイント】
・サイズ(縦4.5cm×横3.5cm)
・最近6ヶ月以内に撮影
・正面、無帽、無背景のもの
・白黒の写真でも可
・明るく鮮明な写真(白黒写真でも可)
・ファイル形式:jpeg
・カラーモード:RGBカラー(CMYKカラー等は不可)
・ファイルサイズ:20KB~7MB
・ピクセルサイズ:幅480~6000ピクセル、高さ480~6000ピクセルなお、画像編集ソフトで加工された画像などは、受付できない場合があります
顔写真規格の詳細については、こちらをご確認ください
顔写真の撮影は、スマートフォンのカメラで行うことも可能です
小さい子どもの顔写真を撮影するのはなかなか難しいですが、
スマートフォンであれば何度も撮影が可能です
首の座っていない乳幼児の場合は、無地の布団などの上に寝かせて撮影したり、
誰かが無地のシーツを被った状態で抱いて撮影するようにするのがおすすめです
また、1人座りができる子どもの場合は、白い壁の前に座らせて撮影するようにしてください
マイナンバーカード用の顔写真では、申請者本人が正面を向いている必要があるので、
カメラ目線になるようにおもちゃなどで気を引くと撮影しやすいです
この時に子どもが笑顔になりすぎてしまうのも、
うまく顔の認証をしてもらえなくなってしまうので注意が必要です
手順3:マイナンバーカードの申請を行う
次に、マイナンバーカードの申請を行います
マイナンバーカードの申請方法には、次の4種類があります
- スマートフォンでの申請
- パソコンでの申請
- 街中の証明写真機での申請
- 郵便での申請
スマートフォンを利用したオンライン申請なら、家の中で完結するので、
小さな子どもがいる親御さんにはおすすめの申請方法です
私もスマートフォンを使用したやり方で申請を行いました!
簡単に申請することができましたよ
下記のHPから手順に従い簡単にできるので是非やってみてください!
【地方公共団体情報システム機構:スマートフォンでの申請方法】
手順4:子どもと一緒にマイナンバーカードを市町村へ受け取りに行く
最後に、マイナンバーカードを子どもと受け取りに行きます
マイナンバーカードの申請を行ったあと、問題がなければ約1~2週間程度で
確認のメールが来ます
その後、おおむね1ヵ月で市区町村から交付通知書(はがき)が届きます
これがマイナンバーカードを受け取りに行ける合図です
マイナンバーカードを受け取るときは子どもの本人確認が必要になるため、
必ず親子で役所に足を運ぶようにしてください
必要な持ち物は、以下のとおりです
【持ち物】
・交付通知書
・マイナンバー通知カード(令和2年5月以前に交付を受けている方)
・子どもと親の本人確認書類
・戸籍全部事項証明書(子どもが15歳未満の場合)
マイナンバーカードの受け取り場所は、交付通知書に記載されています
交付窓口で本人確認をおこない、暗証番号を設定することで、
マイナンバーカードを受け取ることが可能です
また、設定する暗証番号には、2種類があります
マイナンバーカードを受け取る前に考えておきましょう
【暗証番号】
・署名用電子証明書:英数字6文字以上16文字以下で設定することができます
英字は大文字のAからZまで、数字は0から9までが利用でき、いずれも1つ以上が必要です
・利用者証明用電子証明書住民基本台帳券面事項入力補助用:数字4桁
同じ暗証番号を設定することも可能です
【持ち物①】交付通知書
マイナンバーカードの申請を行ったあと、おおむね1ヶ月で届く市区町村から届くはがき
交付場所や受け取り期限が記載してあるので、きちんと内容を確認しておきましょう
【持ち物②】マイナンバー通知カード
令和2年5月以前に交付を受けている方のみ持参する必要があります
マイナンバーカードの受け取りに必要なので、申請が終わったからといって捨てないようにしてください
【持ち物③】子どもと親の本人確認書類
子どもと親の本人確認書類には、それぞれ以下の①から1点、または②から2点を持参する必要があります。
【①】
・住民基本台帳カード(写真付きに限る。)
・運転免許証
・運転経歴証明書(交付年月日が平成24年4月1日以降のものに限る)
・旅券(パスポート)
・身体障害者手帳
・精神障害者保健福祉手帳
・療育手帳
・在留カード
・特別永住者証明書
・一時庇護許可書
・仮滞在許可書
【②】
「氏名・生年月日」または「氏名・住所」が記載され、市区町村長が適当と認める書類
(例)健康保険証、年金手帳、社員証、学生証、学校名が記載された各種書類、医療受給者証
【持ち物④】戸籍全部事項証明書
子どもが15歳未満の場合に代理権の確認書類として使用されます
ただし、子どもと親が同一世帯で、住民票で親子関係か確認できる場合は不要です
ここまでで子どものマイナンバーカードの申請方法の解説です
ここまで読んでくれた方はマイナンバーカードを申請する必要性を感じている人だと思います
次に子どもがマイナンバーカードを申請するメリットと必要性を解説していきます
子どものマイナンバーカードを申請するメリット・必要性
子どものマイナンバーカードを作るメリットは何?
子どものマイナンバーカードを作る理由としては主に以下の4点が考えられます
-
- マイナポイントの還元がうけられる
- 未成年の公的な身分証として用いることができる
- アルバイトをする際にマイナンバーの提示が求められる
- 日本学生支援機構の奨学金の手続きでもマイナンバーの提示が求められる
- ジュニアNISA口座開設のための身分証明として必要
マイナポイント還元で1人最大5000円分のポイントが貰える
2020年9月から始まった「マイナポイント事業」では、
キャッシュレスの買い物で25%のポイント還元(1人最大5,000円)が受けられます
第1弾の期限は2021年12月末まででしたが、
第2弾として2022年1月1日以降も引き続き、
上限(5,000円相当)までポイントの付与を受けることが可能です
また、2022年6月頃から健康保険証としての申し込みで7500ポイントもらえます
早めにマイナーカードを作ることで最大12500円分のポイントがもらえます
ポイントゲットの方法はこちらからご確認ください
未成年の公的な身分証として用いることができる
マイナンバーカードはそのまま公的な身分証明書として活用できます
大人であれば運転免許証を使うのが一般的ですが、
免許が取得できない子供の身分証明書として持っておくと便利です
アルバイトをする際にマイナンバーの提示が求められる
子どもがアルバイトをする際も、マイナンバーの提示が求められます
社会保険の届出や給与支払いの報告書などに従業員のマイナンバーが必要になるためです
マイナンバーの確認にはマイナンバーカード以外にも通知カードやマイナンバー入りの住民票も利用できますが、
本人確認書類と兼ねることができるのでマイナンバーカードがあると便利です
日本学生支援機構の奨学金の手続きでもマイナンバーの提示が求められる
日本学生支援機構から奨学金を受けるためにマイナンバーを提出する必要があります
マイナンバーの情報を元に奨学金の審査が行われるためです
こちらもマイナンバーカードの提示が必須なわけではありませんが、
マイナンバーカードがあると確認資料が少なく済む場合があります
ジュニアNISA口座開設のための身分証明に必要となる
ジュニアNISAの口座を開設を考えている場合にも
子どもの身分証明書としてマイナンバーカードが必要になります
マイナンバーの発行にはおおよそ1カ月の期間が必要なので早めに作っておくことをおススメします
子どものマイナンバーカードを申請するデメリット・危険性
子どもがマイナンバーカードを持ち歩くと「個人情報が漏洩するのでは?」と不安に感じる方も多いでしょう
しかし、マイナンバーの利用範囲や収集・保管といったことは法令によって厳しく制限されており、
個人情報を一元的に管理しているわけでもありません
そのためマイナンバーが知られたとしても、
番号から個人情報が全て割り出されるといったことは起きないので安心してください
いくつか具体的な疑問にお答えしていきましょう
マイナンバーカードを落としたら悪用される?
万が一マイナンバーカードを紛失してしまっても、
24時間365日のコールセンターですぐに機能停止手続きをすることができるので安心です
【マイナンバーカードを紛失した時の3ステップ】
-
- コールセンターに連絡・利用停止(0120−95−0178)
- 警察に行き紛失届を提出
- お住いの市区町村でカードを再発行
もしも誰かが拾ったとしても、
マイナンバーカードには顔写真がついているため対面でのなりすましはできません
なお、マイナンバーカードにはICチップがついていますが
プライバシー性の高い情報は記録されていません
マイナンバーを盗み見られたら危険?
マイナンバーを利用するには、必ず身分証明が必要なるので、
番号だけ知られてしまっても悪用は困難です
マイナンバーカードにはどんなセキュリティ対策がされている?
暗証番号を一定回数間違うと自動的に機能がロックされ、さらに、
不正に情報を読み取ろうとするとICチップが壊れる仕組みがとられています
まとめ
産まれたばかりの赤ちゃんにもマイナンバーカードが作成できるなんて、驚きですよね
マイナンバーカードの使用は今後も広がっていくことが見込めるので、
子ども分も作ってあげてはいかがでしょうか?
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